都市圏
都市圏とは、一つの都市が、都市としての機能を果たす上に、密接な関連をもつ周囲のある範囲内の地域をのことを言い、首都であれば、首都圏と言われます。従来の行政域と関係のない都市の勢力範囲となり、元来都市に人ロが集中するのは、産業革命以来の商工業の過度集中がもたらした弊害で、大都市の周辺に家中心の小都市を計画的に設置しようという施策が取り入られ、既往の中・小都市も大都市圏の一都として、都心への適動者のベットタウン、あるいは大都市と関連のある商工業地となり、中心都市と結びつけられます。このような都市を衛星都市と言います。これには、往宅衛星都市、工業衛星都市などがあります。
メガロポリスとはアメリカの東岸ボストンからニューヨークを経てワシントンに至るまで約800キロの地帯は、多数の都市の郊外が相互に結合して都市、田舎の区別のつきにくい、続きの巨大な都市地帯に成長してしまっています。このような都市域に対して、地理学者ゴトマンは、アメリカンメガロポリスと名付けました。これは従来一番大きいとされた都市の概念であるメトロポリスより、さらに大きい超巨大都市のことで、これを巨帝都市とも言います。日本でほ、東京、名古屋、大阪を結ぶ三大大都市圏が、アメリカの例に近づいてきつつあるために、これを東海道メガロポリスと言うようになりました。

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