都心副都心

果実の実に核があるように、都市の核を都心と言います。都市という語が、都と市から成立っているように、都心の本質的一機能もこの統御するという意味の都性と市民性の中に集約的に示されます。ぞれで都心を大別するとピジネスセンターといわれる管理都心と、サービスセンターといわれる市民のための消費都心、盛り場中心に分けられます。前者は中枢管理機能が集まった所で行政中心と経済中心に分けられます。後者は買物中心、娯楽中心、社交中心で構成されています。数百万の巨大都市になると、都心のまわりに主に消費中心として副中心街が生まれて衛星的にとりまくようになります。これを副都心と言い、郊外と都心との交通が交通網の関係で中断されるような所に発達します。単数の郊外電車の場合は、ターミナル盛り場と言いますが、これが複数になると東京の新宿、渋谷、池袋のように都心盛り場に劣りません。

家計と都市交通

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