人口逆流と過疎

人口逆流は人口移動の逆転とか人口のＵターン現象とも言われています。大都市から地方への人口還流のことで、ただ大都市からの流れは無秩序に起こっているのではなく、職場や快摘な生活や生きがいを求めて１０万から１００万の中規摸都市に移動する傾向が強く、都市的サービスの受けられる地方都市が魅力となっています。このことは地方から大都市に流出して、都会のセンスと広い視野を獲得した人材が還流することで、情報化社会に対応して、今後いっそう促進されると考えられます。また過密都市の生活環境の悪化を嫌って、人口が公害のない田舎の田園都市へ帰ろうとする傾向は次第に高まりつつあります。
過疎間題とは人口や産業などが少なすぎるため、地域住民が一定の生活水準を維持することが困難になった状態をどうするかという間題で大都市の人ロ、産業等の過密問題に相対置される社会問題です。大都市への人口集中の結果、一方では青壮年層の男子が滅り、防災、教育、医療活動など地域社会の基礎構条件を維持することが困難になってきています。とくに山村などの田舎に顕著にみられる現象で、この対策は地域開発や社会開発の一環として注目されだし、集落再編も対策の一つです。