地域社会構想

国民生活審議会調査部に設けられえコミュニティ間題小委員会が発表したコミュニティ生活の場における人問性の回復に関する構想が新地域社会構想で、国民生活行政はきわめて不十分な態勢にあり、中でも地域社会に関しては、ほとんどの行政分野の盲点になっているとして、住民の生活環境改善の遅れは地域社会への配慮不足によるとする。そのため、新地域社会ともいうべきコミュニティを育成し、身近な自分達の地域社会を大切にしようというものです。広域行政が叫ばれ、外側に関心が広がろうとする中で、都市化の進行で失われがちな人間性、隣人に対する無関心、過疎地域に取り残される老人間題など、多くの地域社会の間題に指針を与えています。この構想でいうコミュニティはその構成員が近代的市民意識を持っていること、開放的でみることが特色で、そのようなコミュニティの育成は、単なる地域社会の整備といった意味ではなく、未来における地域社会のあるべき姿を示しています。

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