豊住都市
都市化の進行に対して、農家がばらばらに土地を切売りしないで、農業との調整をはかりつつ、農協の指導のもどに土地区画整理事業を行ない、宅地造成や住宅の供絡を行なうことで、協同組合経営研究所によれば、農地にとり囲まれた住宅団地のいくつかから成り、農家と非農家の間にも交流が密に行なわれる地域社会、あるいは生産緑地の中に住宅団地が周囲と調和的に形成されている都市が豊住都市ということとなります。なお昭和45年に全国農協中央会など11団体がメンバーで農住都市建設協会が発足しています。
ペア住宅とは日本住宅公団が老人のいる世帯向けに、老入用1DK、若夫婦用3DKを隣合わせに造り、ペアで貸す住宅で、核家族化時代の老人間題を解決する一つとして、公団の人間性を配慮した新しい試みです。親子別居の原則はお互のプライバシーも保てないがらではないかと反省し、年寄りを隣に住まわせたらという温い配慮の新型住宅でした。

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