緑地基金
縁地基金は千葉県で昭和46年度から発足させた臨海工業地帯の公共緑地の管理基金で、京葉工業地帯に進出した企業による大気汚染や自動車排気ガスなどによる環境破壊を防止するため千葉県ではグリーンベルトの造成や公共緑地、公園の確保にカを入れています。しかし緑地の面積が増大するにつれその維持管理費が膨大となり、そこで臨海部に進出する企業に用地分譲の際に緑地管理負担金を課し、これを基金として積立て、そこから生じる利息で公共緑地の管理から新たな造成まで行なうとするものです。
観光レクリエーション地区は都会を離れて、田舎などの自然の中で遊び、休養できる場所で、海なら海水浴、マリンスポーツ、山ならばアウトドア、ウインタースポーツなどからだを動かして楽しむレクリエーションの場で、運輪省が観光レクリエーション地区整備法を制定して計画的に整備しようどするものです。昭和47年度から全国に数十力所指定で、海洋性地区で1000ヘクタール、収容人員1日10万人以上、内陸部でも3万人以上とかなり大規模なレジャー地域構想でした。新全国総合開発計画の大規模観光レクリエーション地区の開発構想に沿うもので、民間資金を導入した第3セクターを事業主体としで推進する計画。
自然休養林は国有林野のうち観光価値の高い一定区域を国が指定し、レジャー時代の観光資源として、山に来る人に自撚により親しめるように整備する森林。林野庁が指定した区域は遊歩道、ハイキングコース、キャンプ場、休憩小屋などを設け、また、樹木の種類を示す名札、野鳥の絵や名前を書いた掲示板を設け、林野庁では小中高校生の遠足地を基準に全国で約100力所を指定していました。

copyrght(c).家計と都市交通.all rights reserved