シビルミニマム
シビルミニマムは近代都市がそこの住民のために、当然そなえていなければいけない生活の最低基準を言い、東京都が中期計画で具体的にとりあげられました。計画では生命と健康を守るために安定した暮らしのために、若い世代のためにに類別され、さらに2つの課題を設けてこれだけは是非必要であるというミニマムが設定されました。
環境権は良い環境を享受し、環境の侵害に対しては、これを排除できるとする住民の権利で、すでに日照権や通風権、騒音に悩まされない権利などが判例などによって確立されていますが、これらとともに、自然や生活環境を守り、維持する権利は憲法第25条の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利として国民に保障されているとする理論です。特に都市においては、都市計画、都市開発、再開発、区画整理などによって環境権が無視されて施策がなされる恐れがあり、名ばかりの近代都市に対し、人問らしい生活のできる都市造りが環境権の確立とともに間題になると思われます。

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